「外見は内面の1番外側である」
とは本当だと思う。
と、同時に
「外見が内面を作る」
のも最近よくよく実感します。
私も今までは装う事、外見を自分の内面として意識する事、というのは軽視してきました。
何故かというと多分本当の意味でのTPOを考えずに装っていたからだと思います。
T time
P place
O occasion
で装うことは、何も堅苦しいマナーからの行動ではなく、その日その時のお相手の事を考える行動です。日本人は冠婚葬祭やお仕事以外の日常生活でTPOを意識して装う事が苦手だと言われています。
難しく考えてしまうのかも。
例えば、
「今日は美容院に行く。いつもお世話になっているとてもセンスの良い素敵な美容師さん、私の希望通りの髪に仕上げてくれるから、その後の買い物など人目に触れる装いも綺麗にしてもらった髪に合うように装って行こう!」
「今日は仕事帰りに子供の学校に寄って、説明会。仕事は技術職、制服で髪の毛なども帽子を被ってしまうから普段はひとまとめのみ。かっちりと着替える時間はないけど、日頃お世話になっている先生方に失礼のないよう、今日は整髪剤とリップとチークカラーで整えて行こう」
などなど、
その時々の自分の内面(意識)を外見でブランディングするのです。
よく、
「お洒落は自分の為、マナーは人の為」
と言われますが、ルームウェア以外の装いは
常に「人の為」要素が少なからずあります。
常日頃そう考えて装っているのが癖になると、
相手ありきの装いをします。
ただそれがお洒落に見えないかというと、そうではありません。
自分の気持ち、自分の意識、考えは自分だけのものですよね。
それを外見でどう表現しようかを真剣に考えた時、それは自分だけの装いになり、自分自身を上手く表現できるようになるとそれがとてもお似合いのスタイルになると思います。
そうすると、不思議とお洒落感が出てきます。
実感が湧かないなぁ〜という方も、まずは装いに対して
「今日はまあ、これでいっか」
という意識を持たないようにしてみて下さい。
今日私が出会う人にどう見えるか、を必ず意識して、
頭の先からつま先まで、質感、色、バランス、清潔感、その日のスケジュールに合った動きやすさなどが意識できているか。
天気、気温、過ごす場所なども考えて、自分も過ごしやすく快適でいられるか。
厳しいようですが、気を抜かないでください。
これは、お洒落に気を抜かないでという事ではなく、
自分に対して「どうでも良い」と思わないで、という事です。
その日1日は2度と戻らないかけがえの無い1日です。
その1日をより自分らしく、自分の内面をブランディングして素敵に過ごせる1日にするのか、ただ「ま、いっか」と送ってしまう1日にするか、
その日の朝、装いを決めた瞬間に決まると言っても過言ではないと思います。
そんな1日を繰り返していくと
「外見が内面を作」
っていきます。
なりたい自分にどんどん近づきます。
自分をブランディングできるのは自分だけ。
輝きはいつも自分の中にありますよ!