パーソナル診断の使いかた

2025年07月03日 17:13

よく

「骨ストだったら、このアイテムは似合いますか?」

「私はウェーブだから、これは似合わないんです」

「骨格診断の結果として、何を着ればいいですか?」

とのご意見や質問があります。

実は、
貴方に似合わない単体のアイテムなんてありません。

え?じゃ、骨格診断て何?カラー診断て何の為にあるの?

私は
「自分を知る為にある」
と思うんです。

そうすると、
自分なんて、知ってるわ!
自分の好きな物も、似合わない物も何となく分かるし。(結果を受けて→)あー、だから似合わなかったのか!じゃこっちのアイテムなら似合うのね!
と、大体こうなります。 


自分を知ってる、知っていた筈なのに、何故自分には何が似合うのか知りたいのか。
多くの人のその背景には生まれてから育ってきた今までの自分を客観視するのが難しい事と、
「ファッション迷子」
があると思います。

今はどんなファッションもできます。
服も色も溢れて、求め易い値段で様々なアイテムが揃う。
流行や考え方も様々でうつろい易く感じる。
情報が有り余り過ぎる事で、自分軸からのチョイスが難しくなってしまっているのかもしれません。

そんな時、
貴方はこのタイプだから、こうしてみて!
この色だと似合うから着るといいよ!
と、断言して自分を客観視してもらえると、決め易い。

パーソナル診断結果を自分のファッションの方向性として捉え、そこに自分の好きな物を当てはめていく、という流れを作る方がとても多い印象です。

パーソナル診断は物理的なメソッドですが、中には占いと勘違いされている方もいらっしゃって、
私はパーソナルカラーがサマーだからこれを持ってるの、とお守りのようにその色のハンカチを見せてくれる方もいましたが、
これはパーソナルカラーの良さを活かした使い方ではありません。
何故ならパーソナルカラーは
《顔映り》と《自分の印象を引き立たせる配色》なので、外見に乗っていないと意味がないからです。

自分の好きなスタイルを診断結果に当てはめる…
パーソナル診断の使い方として、これは順番が逆です。

私はこれが好き、このスタイルが好き、私の今のライフステージはこうでこの生活とスタイル(体型も含め)が今の私。
ならば、今よりもっとそしてこれからの私を魅力的に見せる方法は何だろう?
足すばかりではなく、生まれ持っての自分自身を引き立てる手法は何だろう。
それを知るきっかけにパーソナル診断を受け、自分の魅力を見つめ直し、シーン毎に使いこなすのがパーソナル診断の本来の使い方だと思います。

自分を前に押し出すこの考え方と、前者の考え方は似ているようで全然違い、あくまで軸は自分です。

自分軸なのか、診断軸なのか。

パーソナル診断メソッドは、年齢を重なるほどに、その結果がスタイリングするうえで活きているなと実感する事があります。
重ねた人生の経験が20年分と50年分では違うからかと思います。
当たり前ですが、「自分」として生きてきた年数。環境、生活スタイル、仕事などの積み重ねでなってきた性格、知識、体型、歩き方などの外見…
自分を受け入れて、魅力的に輝かせようとした時にパーソナル診断は必ず味方になってくれ、より貴方の美しさを引き立たせてくれます。
ですから、診断結果を軸にスタイリングするのではなく、自分を軸に外見をつくってみてくださいね。

最初は難しい…時間もないし…など大変な事もあるかもしれませんが、
自分軸のスタイリングを一生懸命考えて行く事で、次第にどんどん楽しく素敵になりますよ!!

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